本日より開催中の展覧会 薄井 憲二 バレエ・コレクション特別展
The Essence of Beauty バレエ-究極の美を求めて-
を初日に観覧しました。
特別展とあり様々なコレクションが3つの大きなテーマごとに展示されており、
それぞれ「バレエ史」「美術」「3大バレエ」と世界有数の貴重な資料が数多く
見られました。
中でも映像として残るアンナ・パヴロワの「瀕死の白鳥」、オリエンタルバレエ
コロンビーナ、薔薇の妖精などのアンナ・パヴロワの踊っている姿はこの展覧会
ほど多くを見ることは出来ませんでしたので大変な感動でした。
アンナ・パヴロワはその美しさそして華奢な体から演じられる「瀕死の白鳥」が
代名詞で、儚さや弱さなどのイメージが先行しておりましたが、映像を見るとそ
の役柄ごと的確で芸術的な表現力は見る者を圧倒します。
またJeté Entrelacéなどの跳ぶパが軽く、そして長く高く空中で止まって見える
様はテクニックの面においても現代のバレリーナと比較しても、かなりのレベル
であることを感じました。
アンナ・パヴロワはロシアシーズンの一員としてロシアバレエを世に広め、彼女
の踊りに魅了された日本人はエリアナ・パヴロワという貴族のロシア人女性によ
りバレエが日本の地に初めて鎌倉で根付く様になります。
薄井 憲ニ バレエ・コレクションではバレエの歴史の中から、日本のバレエの歴
史の始まりをあらゆる角度から知ることができます。
またこの様に貴重な資料が展覧会で見られる機会はそう多くはないでしょう。
L CLASS BALLET